ガープの世界(上・下)

    ★深夜に読む本、深夜でも読みたい本。
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    戦後アメリカ文学の代表作。

    ジョン・アーヴィング
    (サンリオ文庫)

    ★The World According to Garp 1978
    サンリオ/1985 初版1刷/上411P 下441P
    筒井正明 訳
    カバー:飯田正美
    解説:村上春樹

    【上巻】
    仕事を持ちたい、子供は欲しい、でもそのため
    に男と生活を共にするのはイヤだ、と考えてい
    た看護婦ジェニーの前に、頭部に致命的な傷を
    受けて白痴同然となったガープ軍曹が現われる。
    ジェニーはガープ軍曹から欲望なしで精液をも
    らいうけ、やがて男の子を出産する。これがT
    ・S・ガープ出生の由来である。長じて作家と
    して名をなすガープ、スキャンダラスで真撃な
    自伝『性の容疑者』を書いてフェミニズム運動
    に駆り立てられる母ジェニー、ジェニーのもと
    に集まる異様なフェミニストたちの生活、それ
    ぞれに傷を負いながら生きるガープの妻ヘレン
    と子供たち……。噴き出すような悪趣味の冗談、
    誇張されたユーモア、ディケンズ張りの読みや
    すい巧みなプロットを駆使して、笑いと暴力、
    歓びと悲嘆、愛と憎しみに満ちた世界を描き、
    「ガープは実在する」というスローガンまで生
    んだ、 戦後アメリカ文学の代表作。

    【下巻】
    本書ははじめ「ペントハウス」「プレイボーイ」
    誌など幾つかの雑誌に分載され、 1978年に単
    行本として出版された。第一章は早くに邦訳さ
    れていたが、 1983年春に完全版が邦訳出版さ
    れるまで、原書を読む少数の読者たちの間で密
    かに回し読みされ、新しい世代の文学として高
    く評価されていた。処女長編『熊を放つ』の翻
    訳を進めている作家の村上春樹氏は、アーヴィ
    ングの小説の特徴を次のように要約している。
    「(1)巧みで強固なストーリーテリング(2)
    誇張されたキャラクターと状況の設定(3)意
    外な展開(4)複雑なメタファー(5)グロテ
    スクとも言える特異なユーモア感覚」等など。
    おそらく、この数年の間にアーヴィングの全作
    品が邦訳されるはずだが、そこでは文学の同時
    代性がいっそう明白にされ、またアーヴィング
    の切り拓いた新しい地平もよりよく感得される
    であろう。



    状態:三方にヤケ、カバーにスレ・ヨレ・
       小キズ・くもりなど経年感あり

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