鬼平料理番日記

    ★深夜に読む本、深夜でも読みたい本。
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    「鬼平」の献立を導き出した
    著者が「江戸の食」に迫る。

    阿部孤柳
    (小学館文庫)
    小学館/1998 初版1刷/222P
    カバー鮎画:大片忠明
    ★文庫書き下ろし

    テレビドラマに於ける「食」は、ほとんど形だ
    けのものという通例を打ち破ったのが『鬼平犯
    科帳』の大きな魅力のひとつだ。原作者池波正
    太郎氏のこだわりもあって、料理が重要な狂言
    廻しとなることが少なくない。わずか数分の出
    番「消え物」に工夫を注ぐ、それが料理番。今
    風に言えばスタイリストだ。現代劇と異なり歴
    史への造詣の深さと卓抜した想像力を必要とす
    る。阿部孤柳氏は約八年間『鬼平犯科帳』の料
    理番を勤めた。シナリオには「鬼平田楽に舌鼓」
    とだけ、そこから関東串一本、関西串二本とい
    う絵献立を導き出す作業だ。考古学に於ける発
    掘作業にも通ずるスリリングな考察で、「鬼平
    江戸の食」に迫る料理番日記。

    【目次】
    第1章 おなじみ名物料理
       軍鶏の臓物鍋
       菜飯と田楽 ほか
    第2章 長谷川平蔵の食卓
       鬼平の活躍した天明期の食事情
       江戸の料理屋 ほか
    第3章 鬼平の江戸・旬の味
       春 鮎並の煮つけ
         白魚と豆腐の小鍋立て ほか
       夏 鮎飯・鮎膾;生鰹節の煮つけ
        ほか
       秋 沙魚の煮つけ
         芋酒・芋膾 ほか
       冬 餡かけ豆腐とけんちん汁
         汁ものいろいろ
         兎汁・のっぺい汁・蜆汁・鴨脂と千
         住葱の吸物・狸汁 ほか
       鬼平流「料理人泣かせ」の料理
         鯨骨の吸物/穂紫蘇の吸物/一本饂飩

    第4章 「消え物」をめぐって

    あとがき/恥の上塗り 阿部孤柳
    解説:鬼平讃 おまさのせつない恋心 梶芽衣子




    状態:三方に軽いヤケ、カバーにスレ・ヨレ・
       小キズ・くもりなど相応の経年感あり。

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