書物の図像学

    ★深夜に読む本、深夜でも読みたい本。
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    炎上する図書館、空
    っぽのインク壺…

    原克
    (三元社)
    三元社/1993年 初版/四六判 並製/284P

     ベンヤミンの「一方通行路」を通って、書か
    れたものの図像を収集する旅に出かけよう。
    行く先はカフカである。

    【目次】
    第1部 炎上する図書館、あるいはふたりの
        凡庸な筆耕生——知の図像としての
        書物と図書館のイメージの変遷
     第1章 古文書が発掘され、印刷に回される
        ことからすべてが始まる……エーコ
     第2章 書物の書物が聖俗革命に巻き込まれ
        るの段……クルツィウス、ダンテ
     第3章 宇宙は膨大な書庫になり、読者の巡
        歴が企画される……百科全書派
     第4章 「整理のゆきとどいた完ぺきな図書
        館」……ノヴァーリス
     第5章 旅先で正体不明の本を見つけた時の
        ためのマニュアルあります
                 ……ラッハマン
     第6章 ふたりの凡庸な筆耕生のアナーキズ
        ムが、図書館を揺るがす
                ……フローベール
     第7章 悪夢の焚書、凶器の文献学者か正気
        のダダイストか……カネッティ
     第8章 ゆがむ図書館、あるいは盗まれる蔵
        書…ボルヘス、アルノ・シュミット

    第2部 習字教本と処刑装置——近代的著者
        像の政治解剖学
     第1章 適切な光線、それは左側からくる光
        線がもっともよい
       ……『小学生むけ発生学的筆記法詳述』
     第2章 大きな袖口、あるいはペンをもつ手
                  ……ホフマン
     第3章 とりとめのない思い、あるいは下手
        くそな字……『カロ風幻想作品集』
     第4章 判読できない判決文、あるいはあら
        かじめ下された死刑判決……カフカ 

    第3部 書き物机と判決文、あるいは蹉跌す
        る文具たち——『審判』に見る、近代
        的著者の空間にはしる亀裂
     第1章 侵犯される書き物机、揺れる近代的
        著者像の中心的トポス
         ……ゲーテ『ドイツ避難民閑談集』
     第2章 とまってしまう鉛筆、あるいは侵犯
        される執務室……カフカ
     第3章 からっぽのインク壺
        ……ニーチェ『オイフォリオン断片』
     第4章 メディアの筆写生たち、あるいはと
        つぜん鳴る電話
        ……オットー・ブルクハーゲン
         『実践ハンドブック』

    第4部 権力装置としての室内装飾
        ——『変身』に見る、権力闘争と文字
        の体系
     第1章 室内装飾、あるいは閉じ込めの空間
        ……カフカ
     第2章 見えない窓、あるいはあらかじめう
        ばわれた視線
     第3章 鳴らない目覚時計
     第4章 家具、あるいは倒錯した身振り
     第5章 花模様の壁紙
     第6章 居間、あるいは明かりのついたテー
        ブル
     第7章 薄く開けた扉、あるいはキメ細かい
        世話
     第8章 消える扉、あるいは完成する監視体
        制
     第9章 欠勤届、あるいはファイルされる記
        憶
     第10章 郊外への散歩、あるいは外部のシミ
        ュレーション……ベンヤミン



    状態:帯あり。カバー背ヤケ、三方に軽いヤ
       ケ、その他、スレ・ヨレ・小キズなど
       相応の経年感あり。

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