海炭市叙景

    ★深夜に読む本、深夜でも読みたい本。
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    北の町に暮らす人々
    を描く作家の遺作

    佐藤泰志
    (小学館文庫)

    小学館/2010 初版3刷/315P
    カバーデザイン:名久井直子
    単行本:1991 集英社刊

    ★映画『海炭市叙景』原作
    (2010年公開 監督:熊切和嘉)

    海に囲まれた地方都市「海炭市」に生きる「普
    通のひとびと」たちが織りなす十八の人生。炭
    鉱を解雇された青年とその妹、首都から故郷に
    戻った若夫婦、家庭に問題を抱えるガス店の若
    社長、あと二年で停年を迎える路面電車運転手、
    職業訓練校に通う中年男、競馬にいれこむサラ
    リーマン、妻との不和に悩むプラネタリウム職
    員、海炭市の別荘に滞在する青年…。季節は冬、
    春、夏。北国の雪、風、淡い光、海の匂いと共
    に淡々と綴られる、ひとびとの悩み、苦しみ、
    悲しみ、喜び、絶望そして希望。才能を高く評
    価されながら自死を遂げた作家の幻の遺作が、
    待望の文庫化。

    【目次】
    第一章 物語のはじまった崖
      まだ若い廃墟
      青い空の下の海
      この海岸に
      裂けた爪
      一滴のあこがれ
      夜の中の夜
      週末
      裸足
      ここにある半島

    第二章 物語は何も語らず
      まっとうな男
      大事なこと
      ネコを抱いた婆さん
      夢みる力
      昴った夜
      黒い森
      衛生的生活
      この日曜日
      しずかな若者

    単行本解説:福間健二
    文庫版解説:川本三郎

    【著者略歴】さとうやすし
    小説家。1949年北海道函館市生。國學院大學
    哲学科卒。 81年「きみの鳥はうたえる」が第
    86回芥川賞候補作となる。以後、88〜90回、
    93回の芥川賞候補作に選ばれる。90年10月
    自死、享年41歳。




    状態:三方に軽いヤケ、カバーに経年感あり

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